README

開発用のシンプルな Docker ベース環境です。
PHP（php-fpm）・nginx・MySQL・Redis を含む基本構成を提供し、
任意の PHP フレームワーク（Laravel / Slim / Plain PHP など）を src/ に配置して利用できます。

このリポジトリは、自分用の開発テンプレートとして作成したものです。

セットアップ

インストールは以下のようにします。

composer create-project gallu/docker-app-skeleton [my-app-name]

構成

/
├─ docker-compose.yml
├─ docker/
│   ├─ nginx/
│   │   ├─ Dockerfile
│   │   └─ default.conf
│   ├─ php/
│   │   └─ Dockerfile
│   ├─ mysql/
│   │   └─ Dockerfile（必要に応じて配置）
│   └─ redis/
│       └─ Dockerfile（必要に応じて配置）
├─ storage/
│   ├─ db/
│   └─ logs/
├─ src/
│   └─ public/
│        └─ index.php
└─ scripts/
    └─ setup.sh

セットアップ手順

1. 初期ディレクトリ作成

sh ./scripts/setup.sh

2. 例えば Laravel を使う場合

src/ 配下に Laravel をインストールする例です。

cd src
composer create-project laravel/laravel .

その後、src/public/ が Web root として nginx から参照されます。

起動

docker compose up --build -d

停止

docker compose down

PHP へのアクセス

http://localhost:8080/

MySQL

docker compose exec mysql bash
mysql -u root -p

PHP → MySQL 接続例

src/public/test_mysql.php:

<?php

try {
    $pdo = new PDO(
        'mysql:host=mysql;dbname=app;charset=utf8mb4',
        'root',
        'rootpassword',
        [ PDO::ATTR_ERRMODE => PDO::ERRMODE_EXCEPTION ]
    );

    echo "OK: Connected to MySQL\n";
} catch (PDOException $e) {
    echo "NG: " . $e->getMessage();
}

Redis

<?php
$redis = new Redis();
$redis->connect('redis', 6379);
echo "PING: " . $redis->ping();

Makefile Commands

開発環境の操作を簡略化するため、いくつかのコマンドを Makefile として提供しています。以下は各コマンドの動作内容と注意点です。

up

コンテナ群をバックグラウンドで起動します。必要に応じてビルドも実行します。

make up

down

現在の docker-compose プロジェクトで起動中のコンテナを停止し、ネットワークを削除します。永続化ボリュームは削除しません。

make down

clean

この docker-compose プロジェクトで生成されたリソースのみを削除します。以下が削除対象です：

コンテナ
ネットワーク
このプロジェクト内でビルドされたイメージ
このプロジェクト内で作成されたボリューム

他プロジェクトには影響しません。

make clean

all-clean

Docker 全体に対して docker system prune -f を実行します。以下が削除されます：

停止中のすべてのコンテナ
未使用のネットワーク
参照されていないイメージ
Build キャッシュ

複数の Docker プロジェクトを扱っている場合は注意してください。

make all-clean

disintegrate

Docker 全体に対して最も強力なクリーンアップを実行します。以下が削除対象です：

停止中のすべてのコンテナ
未使用のネットワーク
未使用のイメージ（すべて）
未使用のボリューム（すべて）

Docker のあらゆる不要データを削除しますが、他プロジェクトのデータも含めて完全に消去されます。慎重に利用してください。

make disintegrate

注意事項

src/ は .gitignore 対象です。任意のアプリケーションを配置してください。
storage/ は永続化領域です（DB・ログなど）。

gallu / docker-app-skeleton

Maintainers

Details